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サイズ展開とサイズスペックの決め方|S・M・Lの寸法をどう作るか

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「S・M・Lの3サイズで」と決めるのは簡単ですが、それぞれを何センチにするかは、意外と決めるのが難しいところです。「サイズ表ってどうやって作るんですか」という質問もよくいただくので、サイズ展開の考え方と、サイズスペックの決め方を書いておきます。

01何サイズ作るか

最初の一型は、2〜3サイズに絞ることをおすすめしています。サイズを増やすほど1サイズあたりの枚数が少なくなり、どれかが売れ残る可能性も上がるからです。

ユニセックスで、ゆったりしたワンサイズにするという選び方もあります。在庫の管理は楽になりますが、体格によっては合わない人も出るので、モデルの身長と着用サイズを写真と一緒に載せておくと親切です。

02サイズスペックとは

サイズスペックは、各サイズの寸法をまとめた表です。Tシャツなら着丈・身幅・肩幅・袖丈あたりが基本で、パーカーならフードの高さや裾リブの幅なども入ります。

寸法は、服を平らに置いて測った「実寸」で書くのが一般的です。身幅は脇の下から脇の下までをまっすぐ測った長さなので、胸まわりのおよそ半分の数字になります。ここを胸囲と取り違えると、サイズ感の話がかみ合わなくなるので注意してください。

03基準のサイズを1つ決めて、そこから広げる

サイズスペックは、まず基準になるサイズ(多くはM)を1つ決めて、そこから大きいサイズ・小さいサイズへ寸法を広げていきます。この作業を「グレーディング」、サイズごとに各部位をどれだけ変えるかを「ピッチ」と呼びます。

ピッチは服の形によって変わります。身幅は大きく、着丈は少しずつ、といった具合に部位ごとに違うので、パターンを作る段階で一緒に決めていきます。

04手持ちの服を測るのがいちばんの近道

「このくらいのサイズ感にしたい」という服が手元にあれば、まずそれを測ってみてください。メジャーで着丈と身幅を測るだけでも、基準サイズの目安になります。

  • 着丈:後ろの首の付け根の中心から、裾まで
  • 身幅:脇の下の縫い目から、反対側の脇の下まで
  • 肩幅:左右の肩の縫い目の間
  • 袖丈:肩の縫い目から袖口まで

「好きだけど、もう少しだけ丈が短いといい」という場合は、それをそのまま伝えてください。実物を基準にした修正は、サンプルでのズレがぐっと少なくなります。参考画像や私物からの作り方は仕様書なしでオリジナル服を作る方法にも書いています。

05販売ページのサイズ表は「実寸+測り方」をセットで

ECで販売するときは、サイズ表に実寸を載せるだけでなく、どこからどこまでを測った数字なのかを図で示しておくと、お客さまが手持ちの服と比べやすくなります。サイズ選びの失敗が減れば、交換や返品の手間も減ります。

また、量産では1〜2センチほどの寸法の誤差が出ることがあります。サイズ表に「多少の誤差があります」と書き添えておくのも、よくあるやり方です。