クラフノワ(CRAFNOWA)

Fabric生地

はじめての生地選び|天竺・裏毛・ツイル…よく出てくる名前と特徴

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生地屋さんや工場との打ち合わせで、いきなり「天竺にしますか、フライスにしますか」と聞かれて困った、という話をよく聞きます。生地の名前を全部覚える必要はありませんが、よく出てくるものだけでも知っておくと、打ち合わせがずっと楽になります。

01まず「編み物」と「織物」

生地は大きく、糸をループ状に編んだニット(編み物)と、縦糸と横糸を交差させた織物に分かれます。Tシャツやスウェットはニット、シャツやチノパンは織物です。ニットは伸びて着心地が楽で、織物はハリがあって形がきれいに出ます。この違いが分かるだけで、生地の話の半分くらいは追えるようになります。

02カットソーでよく使うニット

  • 天竺(てんじく):Tシャツの定番。表は平らで、裏は細かい編み目。薄手から厚手まで幅がある。
  • フライス:表と裏が同じ見た目の、よく伸びる生地。肌着や、袖口・衿のリブに。
  • 鹿の子(かのこ):表面に細かい凹凸がある生地。ポロシャツでおなじみで、汗をかいても肌に張りつきにくい。
  • 裏毛・ミニ裏毛:スウェットの生地。裏がループ状になっている。
  • ワッフル:表面が格子状に凹凸した生地。ルームウェアや秋冬のインナーに。

Tシャツの厚みはオンスで話すことが多く、4オンス前後が薄手、5〜6オンス前後が標準、それより上が厚手(いわゆるヘビーウェイト)というのが、日本でよく見かける幅です。

03シャツやボトムスでよく使う織物

  • ブロード:シャツの定番。なめらかで少し光沢があり、きれいめな印象。
  • オックスフォード:ボタンダウンシャツでおなじみ。やや粗い織り目でカジュアル。
  • ツイル(綾織):斜めの織り目が出る生地。チノパンやワークウェアに。
  • デニム:ツイルの一種。縦糸だけを染めた糸で織るので、裏が白っぽく見える。
  • リネン:麻の生地。シャリ感があり、シワも含めて風合いになる。

04素材の混ぜ方で変わること

同じ天竺でも、綿100%か、ポリエステルが混ざっているかで性格が変わります。

  • 綿100%:肌ざわりが良く、汗をよく吸う。そのかわり縮みやすく、シワになりやすい。
  • 綿×ポリエステル:縮みにくく、乾きやすい。一方で、毛玉ができると落ちにくい。
  • 綿×ポリウレタン:少し混ぜるだけで伸縮性が出て、着心地が楽になる。

「天然素材がいい」と考える方は多いのですが、売る場面を考えると、洗ってもサイズが変わりにくい混紡のほうが、お客さまからの問い合わせが少なくて済むこともあります。どちらが正しいということはなく、ブランドとして何を大事にするかで選ぶところです。

05スワッチを手に取ったら、やってみること

生地見本(スワッチ)は、画面で見るのと手に取るのとで印象がかなり違います。打ち合わせでスワッチを見るときは、眺めるだけでなく、次のことを試してみてください。

  • 光にかざして、透け具合を見る(白や淡い色は特に)
  • 手で引っぱって、伸び方と戻り方を見る
  • 軽くこすって、表面がけば立たないか見る
  • 手のひらで握って離し、シワの残り方を見る

CRAFNOWAでは、東京都内でのお打ち合わせのときに実際のスワッチを手に取って選んでいただけます。小さなスワッチでは分かりにくいときは、サンプルで確かめるのがいちばんです。