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オリジナルパーカーを作るときに決めること|生地の厚み・フード・リブ・ロゴ
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最初の一着にパーカーを選ぶブランドは本当に多いです。ただ、同じ「グレーのパーカー」でも、生地の厚み、フードの作り、リブの選び方で仕上がりはまったく別物になります。ここでは、パーカーを作るときに実際に決めていく順番で、それぞれの選択肢と、迷ったときの考え方を書いておきます。
01裏毛にするか、裏起毛にするか
スウェット生地には、裏がループ状になった「裏毛(うらけ)」と、そのループをかき起こしてふわふわにした「裏起毛」があります。裏毛は春先や秋口まで長く着られて、洗ってもへたりにくい。裏起毛は暖かいかわりに真冬向きで、着られる期間は短くなります。
通年で売りたいなら裏毛、冬の一着として打ち出したいなら裏起毛、というのがひとつの目安です。どちらか迷っている方には、まず裏毛をおすすめすることが多いです。
02厚みは「オンス」で話すと伝わりやすい
スウェットの厚みは、オンス(oz)か目付(1㎡あたりのグラム数)で表します。1オンスはおよそ34g/㎡です。
- 10オンス前後(約340g/㎡):よくある厚み。軽くて着やすい。
- 12オンス前後(約400g/㎡):しっかりした厚み。形が崩れにくく、いわゆるヘビーウェイト。
- 14オンス以上:かなり重め。存在感はあるけれど、着る人を選ぶ。
厚い生地ほど高級感は出ますが、そのぶん重く、乾きにくく、生地代も上がります。手持ちのパーカーで「この厚みが好き」というものがあれば、それを見せていただくのがいちばん確実です。数字で話すより早く伝わります。
03フードは、はぎ方と仕立て方で印象が変わる
フードは顔まわりの印象を大きく左右するパーツです。後頭部を縦に2枚で縫い合わせる「二枚はぎ」と、真ん中にもう1枚はさむ「三枚はぎ」があり、三枚はぎのほうが立体的で、かぶったときに頭の形に沿います。
もうひとつは、フードを生地1枚で作るか、内側にもう1枚重ねて二重にするか。二重にすると内側の縫い代が見えず、フードがくたっと潰れにくくなります。脱いだときに肩にのるフードの見え方が変わるので、写真映えを気にするなら二重がおすすめです。
紐を通すかどうかも、ここで決めます。紐なしにするとすっきりした印象になります。なお、子ども服の場合は首まわりの紐について安全基準(JIS L 4129)があるので、子ども向けに作るときは事前にご相談ください。
04リブとポケット
袖口と裾のリブは、伸び具合と見た目のバランスで選びます。在庫の生地を使う場合は、その生地に合わせたリブが用意されていることも多いので、まずはそこから選ぶのが現実的です。
ポケットはカンガルーポケットが定番ですが、口の位置や深さで手の入れやすさがかなり変わります。サンプルができたら、実際に手を入れて、スマホを入れて、座ってみてください。図面では気づかないことが出てきます。
05ロゴはプリントか、刺繍か
プリントは細かいデザインや大きな柄に向いていて、刺繍は小さなロゴでも立体感が出ます。スウェットにプリントするときは、生地の凹凸で細い線がかすれることがあるので、線の太さに少し余裕をもたせておくと安心です。
刺繍は裏側に芯が残るため、肌にふれる位置だとゴワつきを感じることがあります。胸の小さなワンポイントなら、ほとんど気になりません。
06洗うと縮む、を前提にしておく
綿の多いスウェットは、洗濯と乾燥で縮みます。乾燥機にかけると、着丈や袖丈が目に見えて短くなることもあります。サンプルを一度洗って縮み具合を確かめ、必要なら量産の寸法を少し大きめにしておく、といった対策をとります。
ここに書いたことを、全部決めてから相談する必要はありません。「この厚みで、フードはしっかりめ、ロゴは胸に小さく」くらいのイメージがあれば、そこから一緒に詰めていけます。サンプルで見るところはサンプルチェックのポイントにまとめています。