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仕様書なしでオリジナル服は作れる?参考画像や私物から形にする方法
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アパレルの生産では、本来「仕様書(デザイン画・寸法・縫製の指示をまとめた書類)」を工場に渡すのが一般的です。でも、ブランドを始めたばかりの方が最初から仕様書を描けるとは限りません。この記事では、仕様書がなくても服を作れる理由と、イメージを形にするための伝え方をまとめます。
01そもそも仕様書とは何か
仕様書は、工場が迷わずに同じ服を量産するための設計図です。一般的には次のような内容が入っています。
- 正面・背面の絵(デザイン画)
- 各部の寸法(サイズスペック)
- 生地・付属(ボタン、ファスナー、糸など)の指定
- 縫い方・ステッチ幅・仕上げの指示
- ネームや下げ札を付ける位置
これらは服づくりの経験がないと描けないものばかりです。ただし、仕様書は「工場が量産するために必要なもの」であって、「依頼する人が必ず描かなければならないもの」ではありません。
02仕様書がなくても作れる理由
パターンや縫製の知識をもつスタッフが間に入れば、参考画像や手持ちの服から仕様を読み取り、仕様書とパターン(型紙)を作ることができます。依頼する側は「どんな服にしたいか」を伝えることに集中すればよいのです。
CRAFNOWAでも、Instagramの参考画像やお手持ちの私物をお見せいただくところから始めて、生地選びからパターン作成まで専任スタッフが進めています。
03イメージを正確に伝える5つのコツ
1. 参考画像は「全体」と「部分」を分けて集める
シルエットはこの服、襟の形はこの服、生地感はこの服、というように、部分ごとに参考を分けて集めると誤解が減ります。
2. 手持ちの服があれば、それがいちばんの資料
「この服の着丈をもう少し短く」「この身幅で、袖だけ太く」など、実物を基準に差分を伝えられると、仕上がりのズレがぐっと少なくなります。
3. 「好き」と同じくらい「嫌」も伝える
「透ける生地は避けたい」「首まわりが詰まるのは苦手」など、避けたいことは仕様に直結します。
4. 着る人と着る場面を決める
誰が、いつ、どんな場面で着るのかで、生地の厚みや洗濯への強さ、サイズ感の正解が変わります。
5. 言葉にしにくいときは、形容詞をいくつか並べる
「とろみ」「ハリ」「ゆるい」「きれいめ」など、思いつく言葉を並べるだけでも、生地や形の候補を絞り込めます。
04参考画像から完成までの流れ
- 1.ヒアリング:参考画像や私物を見ながら、イメージと用途を確認します。
- 2.生地の提案:イメージに近い生地のスワッチ(生地見本)を実際に見て選びます。
- 3.パターン作成:参考をもとに型紙を起こし、仕様を整理します。
- 4.サンプル作成:実物で形・サイズ感・着心地を確認します。
- 5.修正:気になる点を直して仕様を確定し、本生産へ進みます。
サンプルは「確認して直すため」に作るものです。1回目で完璧を目指すより、着てみて気づいたことを素直に伝えるほうが、良い仕上がりにつながります。サンプルで見るべき点はサンプルチェックのポイントにまとめています。
05参考画像を使うときの注意点
参考画像はあくまで「イメージを伝えるための資料」です。他ブランドのロゴや柄、特徴的なデザインをそのまま再現することはできません。シルエットや雰囲気を参考にしながら、自分のブランドとしてのオリジナリティを加えていくことが大切です。
Summaryまとめ
- 仕様書は工場が量産するための設計図で、依頼する人が必ず描くものではない
- 専門スタッフが参考画像や私物から仕様とパターンを起こせば、知識がなくても服は作れる
- 参考は部分ごとに集め、避けたいことや着る場面も一緒に伝えると仕上がりがぶれにくい
- 他ブランドのロゴや特徴的なデザインをそのまま写すのは避ける
FAQよくあるご質問
- Q.手描きのラフでも役に立ちますか?
- A.はい。絵の上手さは関係なく、ポケットの位置や丈感などのメモがあるだけで、意図が伝わりやすくなります。
- Q.古着や手持ちの服をそのまま預けてもいいですか?
- A.はい、実物はいちばんの資料になります。寸法を測ったり、生地や縫い方を確認したりするのに使います。